みなさんこんにちは。
本日より当塾は新学期を迎えました。
僕は昨日マレーシアから帰国しましたが、今回出席したアジア最大の国際教育交流団体の学術大会では本当にたくさんの勉強をすることができました。多くの教育機関やグローバル教育研究者、世界の有名大学の教授たちと意見交換や交流ができた有意義な1週間でした。
滞在中は、朝の7:15から早朝のセッションが始まり、プレゼン形式や討論形式で世界が抱える教育の問題について学びました。今回の学会のテーマは “Diversity and Inclusivity” でしたが、様々な研究者のプレゼンを聞き、情報交換、意見交換をしたことで、世界の最新の教育事情と動向を知ることができました。
上の写真は一番最後のセッションである”Global Dialogue”の様子です。先進国と発展途上国の教育格差、アジアの女性の社会進出問題など、数多くの問題に触れながら、私たち一人ひとりがより良い未来に向けて何をすべきなのかを話し合いました。
会期の夜には “GALA dinner”と呼ばれる食事会が行われました。今回の学会のホスト校であるマレーシア工科大学の学生たちや、その他のマレーシアの大学生たちによるステージでの民族舞踊は大変素晴らしいものでした。
この食事会において、僕が衝撃を受けた出来事がありましたのでシェアをしたいと思います。
僕のテーブルには、マレーシア、イギリス、台湾、中国、ベトナム、スウェーデン、フランスの研究者や大学教授がいましたが、宴も終わりに近づく頃、マレーシアの方が突然話を始めました。
「私たちマレーシアという国は、大統領を筆頭に(僕の方に手を向けて)彼の国日本という国に憧れ、日本を模範として今まで頑張って来ました。彼の国、日本は、豊かさ、治安、交通インフラ、真面目さ、清潔さ、勤勉さ、どれをとっても本当に素晴らしい国です。私たちはまだまだ発展途上の身ですが、私たちマレーシアは少しでも彼の国に近づくことのできるよう、これからも努力していきます。」
僕の中に衝撃が走りました。
彼らが憧れた日本は今もここに存在してるのか。
私たちは豊かさに甘え、成長すること、努力することを忘れてはいないだろうか。
パーティーが終了し、一人ホテルに向かう途中、色々な事を考えました。僕は偶然にも日本という国に生まれ、当たり前のように教育を受け、家庭を築き幸せな生活を送っています。しかしながら、この状況は広い世界から見れば「奇跡」であり、だからこそこの奇跡に感謝し、自分ができる事をもっと頑張らなければならないと強く思いました。まずは自分自信がもっと成長し、家族や友人、生徒やお客様など、自分の周りの方々をもっともっと幸せにしていこうとマレーシアの夜景に誓いました。
今後、アジアの勢いはより加速していくと思います。今まで「発展途上国」と言われた東南アジアの各国もものすごい経済成長を遂げながら成長しています。教育水準も数年前とは比べられないほど上がっています。そして何よりも勉強することに飢え、ハングリー精神のあるアジアの若者たちが、今後の世界を引っ張っていくような気もします。私たち日本人も負けてられないですね。