あの時、もっと頑張っていたら…

帰り際に高校生の生徒(Aさん)がこんなことを口にした。

「もっと高1からちゃんと頑張っていれば良かった・・・」

このセリフ。ここ数十年で何度聞いたことか。いや何百回聞いてきたことか。

指定校推薦も視野に入れているこのAさん。高校進学後も勉強を頑張り、部活動では部長として全国レベルの部活動を引っ張ってきた。内申も4.◯をキープしており、中学時代の成績から比べると本当によく成長したと感心させられる。

そんな良い成績を収めているAさんでも、ここにきて指定校推薦の合否を分ける0.1ポイントの重みに気がつき「もっと高1から意識してやっておけば良かった・・・」と後悔を口にするのである。

私はそんなAさんにこう伝えた。

「人生ってそんなもんだよ。大学生や社会人になってから同じことを口にしないようにね。」

過去を悔やんでも仕方ないし、時計の針は戻すことはできない。

私たちは後悔するたびに「次こそは同じミスをしない」と心に決め前を向いて歩くしかない。

私だってこの46年間、何度も「あの時、頑張っていれば…」と後悔したことはある。

しかし同時に「成長したからこそ過去の自分の不甲斐なさが見えてくる」とも思うこともある。

Aさんの場合も、今はオール5近い高いレベルにいるからこそ、過去の自分の努力の足りなさや詰めの甘さを後悔しているのかもしれないが、おそらく過去は過去でその時点でのベストは尽くしていたのだと思う。

「あの時、頑張っていれば…」というセリフは「成長の証」とも言えるのかもしれない。

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