みなさんこんにちは。
現在、当塾には、クラブチームに所属している中学生や、これからクラブチームに所属し、青春期をスポーツに捧げたいと考えている小学生が多いので、今回は特別に「スポーツと学業を両立するとはどういうことなのか」ということを知ってもらいたく、特別懇談会を実施しました。
中学時代を野球に捧げ、フラフラになりながら塾で勉強し高校受験を成功させ、私立進学校では部活の副キャプテンを務めながら勉強も行い、無事に大学合格を果たした卒業生のKくんが力を貸してくれました。
Kくんが後輩たちに伝えていたことを簡単に紹介します。
・スポーツをやるのであれば真剣に取り組んで欲しい。
・中途半端な気持ちでスポーツをする子もたくさんいるが、いずれ辞めてしまう。
・スポーツがうまく行かないと、結局、勉強もうまく行かなくなる。
・相対的にクラブチームに所属する子は、勉強を軽視している子が多いので、周りに流されないこと。
・平日は自主練習か勉強をすること。勉強時間は3時間は確保すべき。
・友達に誘われても、断固として断ること。断り続ければ、いずれ誘われなくなる。
・高校でもスポーツを続けるのであれば、相当、覚悟すること。
・高校で強豪校に入ったら、勉強する時間は全くないと思うこと。(疲れて勉強ができない)
・強豪校に行ってよかった。本当に野球の楽しさを学ばせてもらった。
まだまだアドバイスは続きます。
・(成績を見て)クラブによってはこれでも「上位」かもしれないが、安心しないこと。
・とにかくがむしゃらに努力をすること。コーチや監督は取り組む姿勢をよく観察している。
・ゲームなんかやるくらいなら、少しでも自主練習をすること。
・スマホは連絡用にだけ使えばいよい、スマホを見ていても野球はうまくならない。
・挨拶がだらしない。そんな気持ちでスポーツをやらないで欲しい。
・身体が小さすぎる。食べることも練習。まずはたくさん食べること。
可愛い後輩たちだからこそ、愛のある厳しい言葉をかけていました。
多くの生徒や保護者が個別懇談会に参加してくれましたが、この時間が少しでも生徒のためになったらと思います。
全ての面談(ほぼ予約で埋まりました)を終え、夜はKくんのリクエストで焼肉!
Kくんとは小学4年生からの付き合いですが、こうして教え子と昔話をしながら美味しい肉を食べられるなんて、本当に幸せなことですね。
最後にKくんがこんな事を言っていました。
「先生、覚えていますか? 俺、中2の時に、単語の宿題忘れて、合格するまで残されたんですよ。次の日、茨城遠征で朝6時出発だったのに、まさか深夜1時30分までテストさせられるとは思いませんでしたよ。H(サッカーのクラブチーム)と一緒に合格するまでテストして、深夜に家まで送ってもらった時、さすがに真面目にやらなきゃと思いましたよ。次の日、大変でしたけれど、自分で約束した事を守るってこういう事なんだと分かることができました。」
僕自身はすっかり記憶になかったのですが(笑)、「本気でやり合う」っていうのはこういう事なのです。本気でスポーツと勉強を両立させたいのであれば、僕も最大限サポートします。でも、中途半端な気持ちで、どちらも取り組むのであれば、その時はSay Good Byでお願いします。
Kくん、今回は本当にありがとう。また僕のたくさんの教え子たち、これからも後輩たちのために力を貸してください。皆、それぞれが個性と素晴らしい素質を持っています。力を貸して欲しい時は連絡させてもらいます。