冬期講習も無事に終了し、昨日から3学期の通常授業が始まりました。当塾では小学生、中学生とも全ての生徒が何らかの課題を行っています。(あくまで選択制なので、いい加減にやってしまう子には出しません)
課題といっても決して難しいことを要求しておらず、基本計算や簡単な小テスト、当塾で開発したソフトウェアで作成したプリント、漢字、作文など、自分の力で取り組める基本的なものとなっています。(できない問題を宿題にすると、ストレスが溜まり、結果いい加減にやってしまうものです。)
課題のプリントやノートは毎朝通塾後に提出し、生徒帰宅後に当日中にチェックを行い、次の日に返却をしています。1字1句見ることで、各生徒のクセや理解できていない部分を把握し、指導に反映させることを心がけています。
実を言うと、このところ計算問題に関しては、間延びしている状況が続いており、何とか改善方法はないものかと考えていました。1日最低1枚の計算プリント(当塾ソフトウェアがランダムに抽出した100問の加減乗除混合問題)などを課していますが、一部の生徒の間で思うようにタイムが上がらない。そんな状況が続いていました。(各生徒のタイム、正答率はデータ化して管理しています。)
この状況を打破するために、毎日1枚以上の計算プリント課題の内容を
・全員1月中に「1分40秒以内+満点」
・毎週金曜日6:30より一斉テスト実施
・クリアした者は計算課題は免除でも良い
という条件にしてみました。
本日の提出されたプリントやノートですが
ものすごい分量が出てきました。(もちろん途中計算も間違えた部分も全てチェックしましたよ)
制限時間という目標を強調したことで、各生徒が自己ベストタイムを出していました。また半数以上の子が、いつもより多めにプリントを解いていました。(目標タイムに届かないのが悔しかったのでしょう)
なぜ生徒のタイムが伸び悩んでいたのか。。。
僕自身のアプローチの方法が適切でなかったからです。目標タイムを意識して勉強をすることの大切さを、生徒たちに伝え切れてなかったのです。まだまだ未熟者です。
10年以上指導をしていますが、工夫したり改善しなければならない事は、まだまだ多くあるものです。大量の課題チェックに追われながら、そんな事を思った1日でした。