正しい勉強方法を!

みなさんこんにちは。

今朝は4月とは思えない寒さでしたね。しかも冷たい雨。一部の生徒で「遅刻」「欠席」があるのではと心配しましたが杞憂に終わりました。素晴らしいです。

なお生徒には口を酸っぱくして言っていますが「雨だから遅刻をする」というのは全く関係のないことです。「雨」という外的要因が発生したら、それに合わせて「自転車が使えない分、早く準備をする」など、自分の行動を変えれば良いのです。こういう考え方ができない子は、勉強においても「部活で疲れた」「弟がうるさい」などと外部に理由を求めては言い訳をするものです。全ては自分自身が決めることです。塾生の皆さんは、そこを勘違いしないようにしてくださいね。

さて入塾して間もない生徒には再三再四注意をしていますが、当塾においては以下の学習スタイルを確実にできるようになることが第一関門となります。

①問題を解く

②採点をする

③間違えた原因を特定する

④解き直しをする

勉強を苦手とする多くの子が①の段階で気持ちを切らしてしまい勉強を終えてしまいます。現にここ数カ月でも、休憩を入れるタイミングや、気を抜くそぶりを見せたため、何人もの生徒を注意しています。①〜④が終わるまで勉強は完結していないのです。まずはこの「当たり前の仕組み」を理解してください。(中1・中2はまだまだです。)

このプロセスが身についたら、今度は「家庭学習でも再現できる」というのがポイントとなります。

生徒が毎朝提出する自宅課題ノートを例にとって説明します。

この生徒は②の採点ができていない状態です。解いて(与えられたページを終了させて)満足してしまい、自分ができない部分、間違えている部分への執着がないパターンです。目安として偏差値60以下の生徒はまずこの問題を抱えています。

また塾では採点ミスをしない子でも、自宅課題になると採点ミスが出る子も多くいます。このような子は高校に行った後に苦労する子が多いですね。

次はこの写真。間違えている部分は見つけられたものの、答えを書いて終了のパターン。これも偏差値60以下の生徒のよく見受けられる症状です。③の原因を特定するができていないのです。

4(3a-b)の分配法則で間違えているわけですから、12a-bの部分にチェックを入れるべきなのです。このように自分のミスを特定し改善しない子は「できる問題だけをひたすら繰り返し、できない問題はそのままスルー」とします。成績の維持はできても向上はしないのはお分かりですね。

①から④のプロセスがしっかりできるようになってくると、次なるステップに移ります。上記の問題、正解していますので本人はマルをつけています。しかしながら、私の厳しいノートチェックで「より効率的な方法」「より確実な方法」を指摘されています。正しい勉強ができてくると「更にパワーアップできるチャンス」を得ることができるのです。

国語の作文課題も同じです。しっかりと課題をこなしている人は、他の人では味わえない「さらなる成長」を経験させています。この生徒で言えば、新紙幣のニュースを取り上げたことにより、新紙幣に採用された3人のことを知るチャンスを得ました。毎回芸能ニュースや野球のニュースを取り上げている生徒にはないチャンスです。

このように塾生の今の学習レベルに応じて、日々指導を行っています。当塾の求めるものは「自分で勉強ができる子になること」なので、まずは①から④のステップは最低限マスターして欲しいと思います。経験上、半年くらいで多くの子ができるようになってきます。それまでは散々注意をされますが、その度に反省をして修正をかけていきましょう。

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