大学は世界にある

僕の教え子のRay君を紹介します。

彼は某大学付属高校をつい先週卒業したばかり。

周りがみな、受験勉強もせずに付属大学の合格通知をもらう中、彼は一人アメリカの大学を目指して僕のところにやってきた。(実際は僕の講演会に出席していたお母様が、Ray君に僕に会うことを勧めた)

高3の秋の時点で英語はセンター試験平均レベルで海外大学どころではなかった。それでも必死に僕の決めたカリュキュラムをこなしてくれ、毎日の英語課題作文も必ず朝までには提出した。

細かいところはまた別の機会に話そうと思うが、彼はアメリカの大学に合格した。それも多くの日本人留学生が進学する「コミュニティカレッジ」ではなく、4年制大学の「ユニバーシティ」からの合格だ。

僕は彼に「FA宣言型奨学金留学」を提案した。通常、アメリカの4年制大学は年間授業料が300~500万、それに生活費が200〜300万かかり、多くの日本人が「経済的事情」によりアメリカの大学を卒業できずに帰国している現実がある。だからこそ彼の留学予算も加味した上で、自分を売り込んで奨学金を約束された合格を勝ち取る必要があった。

彼は30大学以上からオファーがきた。

ペンシルベニア州のある大学からは 年間700万を300万に(4年間で1600万円支給)

イリノイ州のある大学からは 年間300万円を120万に。(4年間で720万円支給)

学費・寮費・食費込みで年間200万円以下でアメリカの大学に進学できるのであればメリットは相当多い。アメリカの大学では授業をサボる生徒なんていない、ましてや授業は超少人数で居眠りなんてするわけがない。またテストで結果を出さなければ容赦なく退学なので、平日はほぼ全員夜まで勉強している環境。さらには世界中から集まる留学生と多様性のあるアメリカでの学生生活。とりあえず就職のために日本の大学に4年間行くのと比べると、どちらが良いだろうか。どちらがその子を成長させるであろうか。

大学は世界中にある。もっともっと自分の可能性を広げてほしい。僕の生徒においては、大学というものを「勉強や研究をする場」として真剣に考えてほしいな。

関連記事