話を聞いてあげること

みなさんこんにちは。

 

今年の8月から教え子のJoeが私の片腕となりサポートしてくれています。Joeの加入により、新しいことにチャレンジできたり、家族との時間が少し増えたりと、私の日々の生活はより幸せなものになりました。

 

講師紹介ページにも書いてありますが、私が彼と出会った十数年前、彼は学校に行っていませんでした。中2の時点でアルファベットは書けず、分数の計算すらできなかったことは今でも覚えています。そんな彼が、学校に行くようになり、都立豊多摩高校に進学し、アメリカの大学を優秀な成績で卒業するのですから、人生はどうなるか分からないものです。

 

アメリカの大学を卒業してから日本で就職するまでの数ヶ月間、Joeは私の元でアルバイトをしていました。英語もできるし仕事も早い、本当に優秀な子なので「Joeと一緒にこのまま働きたいな」と思いながらも、彼自身の人生を私が縛るわけにもいかないと、思いを胸の内にしまっておきました。

 

ある日突然、そんな彼から「塾長の元で働きたい。雇ってもらえませんか?」と言われた時は、心の中でガッツポーズをしたのを覚えています。

 

Joeが自身のブログでこんな事を書いていました。

 

(以下Joeのブログより)

 

大人が信頼できず不登校となったJoeが私との偶然の出会いで人生を変える。そしてその経験を生かして、同じように苦しんでいる子たちを救いたい。Joeの志はきっと「彼の中学時代と同じように勉強に悩んでいる生徒たち」に届くと思っています。

 

そして彼のブログを読んで、改めて「子どもの話(夢や願望)を真剣に聞く」という大切さを再確認しました。

 

私たちは「親だから」「大人だから」と子どもを大人の都合の良い型にはめようとしたがります。しかしながら「子どもには子どもの人生がある」という事を忘れてはなりません。子どものいうこと全て鵜呑みにすることを良しとはしませんが、時には子どもの思いや夢を真剣に聞いてあげることも大切です。

 

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