2018サマーキャンプ参加者の声(1)

みなさんこんにちは。

8月に実施した”サマーキャンプ2018 inフィリピンセブ島”の参加者の声を紹介させていただきたいと思います。

(Eさん 高校2年生)

私は今回このキャンプに参加できて本当によかったと思いました。たくさんの新しい経験をし、新しいものを見て、物事を見る目が大きく変わりました。フィリピンで過ごした中で、印象に残ったことをいくつか挙げたいと思います。

①学習意欲・姿勢

今回訪れた学校には、主にベトナム人、中国人、台湾人が多く、小学生くらいの小さい子供から大人まで、たくさんの生徒がいました。授業にはグループと個別があり、フィリピンの先生が様々な分野において英語を教えてくれました。

私がまず驚いたのはグループの授業です。日本の100倍くらいしゃべって意見を述べる機会が多かったからです。日本では「静か=真面目、優秀」なイメージがありますが、静かな人は授業で置いてけぼりにされているイメージがありました。積極的に発言をし、分からないことは “I don’t know.”ときっぱり言う。それは別に恥ずかしいことではないし、クラスメイト同士助け合って一緒に考える時間が授業の大半を占めていました。授業は新しいことばかりで、とても刺激的で楽しかったです。

また、24時間自習室が開放されており、10時間もの長い授業の後にも自主学習に取り組んでいる人がたくさんいました。「勉強したい」「もっと学びたい」という意志が強く感じられました。

→海外の授業では参加者のcontribution(貢献)が求められます。授業は先生が作るのでなく。生徒たちで作っていくのが海外の授業の基本でもあります。いつも伝えていますが、海外においては「おとなしい」というのは全く評価されません。他の国の学生たちの積極性を見て、参加者はどのように感じたでしょうかね。

また自習室に関しても日本人はほとんどいませんでしたね(泣)。グローバル化が進み、世界の労働機会がボーダレス化した時、どれほどの日本人が仕事を得ることができるでしょうかね。他国の同年代の子の勉強姿勢を見ることができたことは、大きな財産になるはずです。

②コミュニケーション

1週間という短い期間でも、他国の友達が何人かできました。SNSで話題を共有して仲良くなったり、音楽の話題で仲良くなったりと、きっかけは様々でした。

どの子もとてもフレンドリーで、おしゃべりも途切れませんでした。不完全な英語でも考えを伝えるために、ジェスチャーや言葉を並べて話していました。それはお互い様なので、別に気にすることもせず、会話を楽しむことができました。

英語に自信がないから話しかけるのは怖いなあと最初は思いましたが、友達と会話を重ねていくごとに、大切なことは「伝えたい」という意志なんだなと気づきました。相手と向き合い、目を合わせ、相手の話をしっかり聞くことでコミュニケーションは成立するんだなと肌で感じました。

帰国してきた今でも、連絡を取り合っている友達もいます。また会いたいな…と帰ってきてから何度も思いました。

→海外の友達ができたことは本当に素晴らしいことだと思います。これも留学の醍醐味ですね。部屋割りを無理やり「全員バラバラ、外国人と一緒」にして良かったです(笑)

また英語でコミュニケーションを取る上での大切なことにも、実体験を通じて気がついたようですね。いつも生徒には伝えていますが、英語でのコミュニケーションは「80%はメンタル」で決まります。英文法とか発音はあまり関係ありません。大切なのはハートです。多くの日本人が英語を話すときに、無意識に目を反らします。Eさんはしっかり目を合わせて、自分の思いを伝えたとのことで、素晴らしいですよ。

出会いというものは本当に奇跡に近いものがあります。今度はそのお友達の住んでいる国に遊びに行って見てください。そしてお友達が日本に来た時には、精一杯世話をしてしてあげてください。

セブでの1週間は私に様々なことを教えてくれました。

日本がいかに恵まれているか、家族がいるということはどれだけ幸せなのか。世界は本当に広いと思いました。フィリピンに行っただけで全てが分かった訳ではありませんが、日本を出るだけで、自分が生活している範囲がどれだけ狭いもので小さな世界だったかに気づかされました。

日本はとても良い国です。清潔で安全で環境も整っていて。フィリピンに行って少し大人になって帰れたような気がします。また機会があればセブに行きたいです。

→Eさんにとって、今回のキャンプは色々なことを考える良い機会になったようですね。自分の置かれている環境に感謝をして、これからも頑張ってください。

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