みなさんこんにちは。フィリピンセブ島サマーキャンプ3日目が終わりました。
本日、月曜日より本格的に学校生活がスタートしました。まずは午前中は新入生オリエンテーション。今週は68名もの新しい留学生たちがEV Academyでの留学生生活をスタートさせました。
特別就学許可証(SSP)申請書類の作成
フィリピンで合法的に勉強をするためには、Special Study Permit(特別就学許可証:通称SSP)をフィリピンの移民局に提出し許可をもらわねばなりません。通常、自分でこの手続きをするのは非常に大変なのですが、移民局から認定を受けている語学学校に留学の場合は、学校がSSPの申請を代行してくれます。
英語で書類の記入方法の説明を受けます
昨年同様、参加者たちの状況に非常に切ない気持ちになりました。
- 英語で住所が書けない
- そもそも自分の自宅と電話番号を知らない
- ファーストネームとラストネームの違いが分からない
- 親の名前を英語で正しく書けない
- 分からないのに質問せず誰かの助けを待っている
中学生は仕方ないとして、多くの参加者が英語を数年間学んでいます。また中には俗にいう難関大学に通う子や、英語を専攻としている大学生もいます。彼ら彼女らは日本の英語教育でいったい何を学んでいるのでしょうか。改めて「テストのための勉強ではなく、教養をしっかりと身につける」ことの大切さを実感しました。
その後はクラス分けのためのスピーキングテストを実施。みな緊張しながらも1人15分ほど、先生方と会話をしながら質疑応答に答えて行きました。日曜日に2時間の特別マンツーマンレッスンを入れていたので、少しはリラックスできたようです。
写真やグラフを見て2分間のスピーチ
講師Joe(アメリカ大学卒)は一番上のクラスに。
スピーキングテスト終了後は、通常の留学生とは別に現地オリエンテーションを実施。日本人担当マネージャーのロイさんより、授業や生活に関する説明を受けました。今回のサマーキャンプは1週間という短い期間のため、事前にクラス分けテスト(Reading + Listening)は出発前に実施して提出しています。これにより月曜日の午後からレッスンを受講できるように調整してくれました。(通常の留学生は月曜日にレッスンはありません)
クラス分けテストの結果表
お昼には掲示板に新入生全員のテストスコアとレベルが貼り出されました。初心者だとE1、普通の高校生から大学生がE2、英語がそれなりに得意な子がE3, E4以上の子にもなると、読解力が非常に高いか、英語で会話も問題なくできるようなレベルでしょうか。
時間割。指定の部屋に向かいます。
クラスも先生も決定し、各自時間割が配布されました。当初は17:00で終了予定でしたが、急遽、17:10~18:00まで特別マンツーマンレッスンを追加しました。
洗濯物の手続き、テキストの購入、ランチも終え、いよいよ留学生活がスタートです。「1人で留学にきたと思って、自分で考えて行動して行きましょう!」と皆にメッセージを送りました。
5時間のレッスンを終了した生徒たち
英語漬けの5時間は流石にキツかったのか、多くの子が”tired”と口にしていました。”exhausted”とレッスンで習った単語を早速使っていた中学生もいました。素晴らしい!
- グループでは周りに圧倒されてあまり話せなかった
- 昨日よりもどんどん英語を話せるようになった気がする
- とにかく英語を話すのが楽しい、先生が優しい
- 自分の英語が間違えててもバカにされたり怒られたりしない
- 上手くできたら必ず褒めてくれるので自信がつく
様々な感想を語ってくれました。
また、みんな積極的に声をかけてどんどん仲間が増えていっています。中国、ベトナム、台湾、香港、韓国、サウジアラビア、ロシアなどなど。「英語が上手くなりたい」という志が同じであれば、国籍は関係ありません!
恥ずかしがる必要はない。積極的に行こう!
授業後は、久しぶりのレッスンで疲れていること、セミスパルタ校なので宿題なども出ていること、明日からも9時間レッスン、アクティビティ、ボランティなど予定がたくさんあることなどから、全員に「とにかく無理をせず休むように!」とメッセージを送りました。気候の違い、文化の違い、言葉の違い、緊張感などから、思っている以上に身体は疲れていると思います。
参加者(特に中高生)の身体を考え、色々と考えてアドバイスしてはいるのですが、そんな忠告をよそにビリヤード場に2名の中学生を発見。ベトナム人留学生たちと盛り上がっていました。
全力少年なんだな。放っておこう。
希望者と買い出しに。外歩きは注意して!
ジムでエクササイズ、疲れてないのだろうか。
「一緒にトレーニングしたい!」ということで、何人かにトレーニング方法を教えました。勉強と同じで、体のトレーニングも「意識」「獲得目標」「正しいやり方」「反復回数」が大切です。
いつの日か運動と勉強の融合学習施設を作りたい
カロリーを最も消費すると言われている地獄のバーピー。
また宿題のプレゼンに関して質問に来た参加者もいました。「なぜWorkaholic(仕事中毒)になる人がいるのか?」というお題に関してプレゼンテーションをするらしい。彼の意見も聞いた上で、色々とアドバイスをしました。良いプレゼンを期待します!
また別の部屋ではこんなやりとりが行われていました。
- 中高生「ビリヤード行きましょうよ!」
- 同部屋の先輩「宿題やってから行けよ!」
- 中高生「今日の宿題、まだ学校で習ってなくて困ってます・・・」
- 先輩「あー受動態ね、カフェで教えてあげるよ!」
こんなやりとりが当たり前のように行われています。素晴らしい先輩たちがいるので、私は安心して見てられます。本当に素晴らしいサマーキャンプになっています。
明日は終日9時間(早朝オプショナルを取る人は10時間)のレッスンとなります。頑張って行きましょう!